June 10, 2011
もうひとつは、大震災のような大災害が起きると、その後の未来は二つに分岐する。いずれの方向でも、時計の回転が早まりますが、もともと衰退する可能性があった場所については、その傾向が早まって一挙に衰退していき、長期的な未来に希望のある場所については、一挙に古いものをスクラップして、新しいステージにどんどん進んでいくという二つの道に分かれます。  日本の場合、原発について言えば、再生可能エネルギーの導入など、おそらく何十年もかかるプロセスを、数年でやり遂げるチャンスが訪れている。街レベルで言っても、一挙に発展する場所もあるかもしれません。一方、限界集落化した場所においては、復旧を諦めなければいけない場所もいくつか出てくるだろうと思います。この三番目の関心については、我々が災害の後、衰退に向かうのか、災害を飛躍のための糧にできるのかという分岐が、ここしばらくの間、地域ごとの格差や日本全体の問題として現れるかと思います。